COLUMN
暮らし快適コラム
ゲームがますます人気を集めるなか、自宅に「ゲーミング空間」をつくりたいと考える方が増えています。国内のゲーム人口は約5400万人といわれ、子どもから大人まで幅広い層が楽しんでいます。ゲーム専用の空間づくりは趣味をさらに充実させるだけでなく、仕事用のワークスペースを兼ねることもできるため、リフォームの際に検討するのがおすすめです。
ゲーミング空間に求められる条件
理想的なゲーミング空間は、広すぎないコンパクトな個室です。ゲームに集中するためには、適度な大きさの部屋の方が没入感を高めてくれます。さらに、ワークスペースを兼ねて仕事でも使えるようにすると、より多機能な空間ができあがります。
さまざまな用途に対応できるようにするためにも、「調光機能付きの照明」を取り入れるのがおすすめです。ゲームをする際は暗めに、勉強や仕事をするときは明るく、といったように照明を切り替えられると、目的に合わせた空間をつくりやすくなります。
電源と配線の工夫
ゲーミング空間をつくる際には、電源の確保も重要なポイントです。複数のデバイスや機材を使用するため、コンセントを追加したり、壁の中に配線を通したりすることで、見た目もすっきりさせることができます。また、配線を隠すためのケーブルマネジメントも考慮すると、部屋が整理され、快適な環境を保つことができます。
さらに長時間のゲームや仕事においては、空調の工夫も欠かせません。室内の温度が快適であることはもちろん、適切な換気が行えるように、エアコンや空気清浄機を導入する。または、空調の風が入りやすい場所に部屋をつくると良いでしょう。
押入れを活用したリフォーム
ゲーミング空間をつくる際に、意外と役立つのが「押入れ」です。使っていない押入れを改装して、デスクやモニターを設置できるスペースにするのもひとつの方法です。収納力がある押入れを活用すれば、狭いスペースでも効率的に機材を配置できます。
ただし配線や電源の引き込み、さらには空調や音響の設置などが必要になるため、しっかりとしたプランニングが必要。家全体のリフォームやリノベーションのタイミングで、一緒に行うのが理想です。
自宅にゲーミング空間をつくることで、趣味の時間をより充実させ、ワークスペースとしても活用できる多機能な空間を実現できます。ゲームが好きで、これからリフォームやリノベーションを考えている方は、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。