COLUMN
暮らし快適コラム
あけましておめでとうございます!本年も住まいるコンシェルジュ ツボイをどうぞよろしくお願いいたします。皆さまの暮らしがより快適で豊かになるよう、引き続き全力でサポートしてまいります。本年もリフォームに関するお役立ち情報をお届けしていきますので、ぜひご覧ください。
さて、2025年は建築基準法が改正され、4月から新しいルールが適用されます。
この改正は新築だけでなく、リフォームやリノベーションにも影響を与える内容です。改正の概要とリフォームへの影響、今から準備すべきポイントについて解説します。
■建築基準法改正の概要
今回の改正で特に注目されているのが「四号特例」の縮小です。これまで、「2階建て以下」「延床面積500㎡以下」の木造住宅などは、建築確認申請の際に一部の審査が省略される特例がありました。この特例のおかげで、新築やリフォームの手続きがスムーズに進められていたのですが、耐震性や安全性が十分に確認されないケースもあったため、今回の見直しに至ったという背景があります。
2025年以降は、四号特例の対象が大幅に縮小されることにより、大規模なリフォームをする際に建築確認申請が必要になるケースが増えそうです。そのため、これまで以上に計画や手続きに時間がかかる可能性があります。
■リフォームへの影響は?
改正に伴って考えられる影響のひとつが、手続きや費用の増加です。
建築確認申請が必要になるとその分の手続きに時間がかかり、申請費用や設計に関わるコストが追加される場合もあります。ただ、改正の目的は安全性や快適性を高めることにありますので、結果として耐震性や省エネ性能がしっかりと確保された住まいを手に入れることができます。
断熱性能がアップした住まいは、冬温かく夏涼しい環境を実現し、光熱費を抑える効果も期待できます。初期費用が増えても、長い目で見ると生活コストの節約につながるかもしれません。
■今からできる準備は?
まず、自宅の建築図面を確認してみてください。確認申請には建築図面が必要になるため、もし手元にない場合は施工を担当した工務店や自治体に問い合わせておくと安心です。
また、改正後は手続きや工事期間が長くなる可能性があるため、できるだけ早く計画を立てておくことをおすすめします。2025年3月までに工事を始めていれば、改正前の基準が適用されるため、手続きが簡単になる場合もあります。
建築基準法の改正は少し難しく感じるかもしれませんが、これを機に住まいの安全性や快適性を見直すチャンスと考えてみてはいかがでしょうか。住まいるコンシェルジュ ツボイでは、お客様に寄り添ったリフォームプランをご提案します。ぜひお気軽にご相談ください。