COLUMN
暮らし快適コラム
マンションでのリフォームを検討する際、戸建て住宅とは異なるルールや注意点があります。特に専有部分と共有部分の違いや、管理規約の確認は重要です。スムーズなリフォームを進めるために押さえておきたいポイントをお伝えします。
専有部分と共有部分の違いを理解する
マンションでは、自分の所有となる「専有部分」と、他の住人と共有する「共有部分」に分けられます。専有部分は基本的に自由にリフォームが可能ですが、共有部分には手を加えることができません。たとえば、部屋の内部の壁や床、天井は専有部分に該当しますが、窓枠や玄関ドアなどは共有部分として扱われるケースが多いです。リフォーム前にどこまでが専有部分で何が共有部分に該当するのかを明確に把握することが必要です。
管理規約の確認が必須
マンションのリフォームでは、管理規約や管理組合のルールを守ることが大前提となります。管理規約にはリフォームが可能な範囲や、手続きが必要な工事内容について記載されています。たとえば、窓やバルコニーの工事はマンションごとにルールが異なり、管理組合の許可が必要な場合があります。また、騒音や振動が発生する工事については、事前に管理組合や近隣住民への連絡が求められることもあります。
上下階への配慮を忘れずに
マンションでのリフォームでは、上下階の住人への配慮が特に重要です。足音や家具の移動音が下の階に響きやすいため、床の防音対策をしっかりと行うことでトラブルを防ぐことができます。また、工事の際の音や振動が迷惑にならないよう、工事時間を管理規約で指定された範囲内に収めることも大切。事前の挨拶も忘れないようにしましょう。
マンションのリフォームは、管理規約や共有部分のルールをしっかり確認したうえで進めることが大切です。マンション特有の制約をクリアしながら、自分らしい快適な住まいを実現しましょう。