COLUMN
暮らし快適コラム
こんにちは。住まいのコンシェルジュ、ツボイです。
なんとなく意味は理解しているつもりだけれど
いざ説明するとなると自信がない言葉ってありますよね。
今回ご紹介する「養生」もそのひとつではないでしょうか。
病気や怪我をした人に対して「養生してくださいね」と使うときは
その意味は「ゆっくり治す」ことですが
リフォームなど建築現場で用いる「養生」の意味はまた違っていて
「破損しないようにあらかじめ行っておく手当(保護)」のことになります。
「きっちり養生します!」と同じ発言でも、
病気を患っている人と施工者とではその意図は大違いということです^^
リフォームでも多用される「養生」ですが、
工事内容や場所によって素材の異なる養生材を使い分けています。
紙製、発泡樹脂製、プラダン、プラスチックビニール製、布製のなかから
耐久性や費用など、それぞれの特徴を考慮したうえで、作業内容に適したものを選んでいます。
一概には言えませんが、比較的安価な紙製や布製のものが使われることが多いでしょうか。
養生を行う1番の目的は「建物を保護する(搬入などで傷つけない)」ことですが
工事を行う現場スタッフが安心・安全に、気持ちよく作業するためでもあります。
工事が終われば片付けるので一時的なものではありますが
だからと言って養生を怠るようではその後の仕上がりも期待できないと言えます。
リフォームの際には養生もしっかりと丁寧に行ってくれる業者さんと
お付き合いしてくださいね。