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家族を守る!リフォームでできる地震対策

家族を守る!リフォームでできる地震対策

日本は地震が多い国。突然の揺れに備えて、住まいの安全対策を考えておくことが大切です。特に家の中の環境を見直し、リフォームを通じて防災対策を強化することで、万が一の時に家族の命を守ることができます。今回は、リフォームでできる地震対策をご紹介します。

家具や家電を倒れないように固定する

地震による家具や家電の転倒は、けがの原因になるだけでなく、避難の妨げにもなります。特に冷蔵庫や食器棚、本棚などの高さのある家具や家電は、揺れによって倒れやすいため、しっかりと固定することが重要です。

・壁に耐震固定金具を設置し、家具をしっかり固定する。

・造り付け収納に変更して、転倒リスクを減らす。

・滑り止めシートやL字型金具を使用し、家電や小物の落下を防ぐ。

こうした対策を取り入れることで、地震発生時の安全性を向上させることができます。

照明の安全対策を考える

地震が発生した際、天井から落下する照明が大きな危険となることがあります。特に ペンダントライトやシャンデリアなどの吊り下げ式の照明は、揺れで落下しやすいため、より安全なものに変更するのがおすすめです。

・落下の心配が少ない天井に直接取り付けるタイプの照明に変更する。

・破損リスクの低い樹脂製カバーの照明を選ぶ。

・吊り下げ照明の場合はチェーンやワイヤーで固定し、落下しにくいようにする。

安全性を考慮しつつ、デザイン性も損なわない照明リフォームを行うことで、日常の快適さも保つことができます。

避難グッズを収納できるスペースを確保

災害時に必要な避難グッズを、家のどこにしまうか決めておくことも重要です。しかし収納場所が適切でないと、いざという時にすぐに取り出せず、役に立たないこともあります。

・玄関や廊下に防災用の収納スペースを設ける。

・リビングや寝室の一角に、取り出しやすい収納棚を設置する。

・非常食や防災グッズを家族ごとにまとめて収納し、誰でもすぐに取り出せるようにする。

収納場所を決めたら、家族全員で「ここに防災グッズがある」と共通認識を持つことが大切です。特に停電時や夜間の避難を想定し、懐中電灯や非常用持ち出し袋の置き場所を確認しておくこともおすすめです。

地震対策は、家具や家電の固定、照明の見直し、避難グッズの収納場所確保といった「備えやすい対策」から始めることが大切です。リフォームを活用すれば、より安全で暮らしやすい住まいを実現できます。