COLUMN
暮らし快適コラム
こんにちは。住まいのコンシェルジュ、ツボイです。
住み慣れたわが家というのはその古ささえも愛おしいものですが
家族構成やライフスタイルが変わると
物足りなさや暮らしづらさを感じてしまうことがあります。
例えば、従来の日本家屋にはあって当たり前だった、和室。
昔ながらの和室だと聚楽や漆喰などの塗り壁が主体になりますが、
年月の経過と共に
欠けたり、剥がれたり、すき間やひび割れが生じたり、
カビによるシミなども発生しやすくなります。
カタチあるものですから経年劣化するのは当然のことなのですが、
汚れや傷みが目立つお部屋で過ごすのは、正直、気が滅入るものです。
和室全体を改修すると費用も時間もかかってしまうので
面積が広くて空間の印象を左右しがちな壁や畳だけでも
手を加えてみてはいかがでしょうか。
例えば、畳であれば、表替えするだけでも一新されます。
壁であれば、選択肢としては二つあって
□既存のぬりかべをめくり塗り直し
□べニア板を上貼りして(捨て貼り)クロス
新しく塗り直すのは大変ですから、今ある土壁の上に捨て貼りをしてから
クロスで仕上げる後者をおすすめします。
なかには塗り壁風(例えば聚楽デザインなど)のクロスもあるので
和室の雰囲気を損ないません。
塗り壁のままにしておくよりクロス仕上げの方がメンテナンスは断然、楽です。
老朽化した和室でお悩みの方は一度、検討してみてくださいね。