COLUMN
暮らし快適コラム
こんにちは。住まいのコンシェルジュ、ツボイです。
これからリフォームをご検討中の方にとって役立つ情報や豆知識、
知っているようで知らない住宅用語などをご紹介していきます。
今回は、住まいの天敵・カビについて。
カビの正体や発生原因、予防策についてお話したいと思います。
□カビの正体
水回り付近の壁や天井、建具などに、最初は黒い点々だったものがどんどん広範囲に広がってしまう。それはカビの一種です。いずれのカビも菌類で、胞子で増えます。本来は空気中に漂っているですが、条件が揃えば付着して、発芽(繁殖)してしまいます。「空気中に漂っている」ということは吸い込んでしまう恐れがあるので、増やさないようにしたいところ。
□カビが発生する条件
「60%以上の湿度」「25〜28度の適温」「ホコリ、ダニなどの栄養源」。これらが揃うとカビの繁殖スピードが上がり、家中に発生すると言われています。カビは一年中発生しますが、中でもジメジメする梅雨時期はカビに悩まされる時期だと言えるでしょう。
□カビを予防するには
一番の方法としては、カビが繁殖しない環境を維持することです。先述した3つの条件が揃わないように心がけます。つまり、「湿度は60%以下/室温は25度未満/定期的な掃除」を行いましょう。湿度を下げる方法としてはこまめに換気を行うこと。どちらかというと室温よりも湿度をコントロールする方がカビ予防になります。カビの栄養分となるホコリやダニ、食品カスなどを溜め込まないようにこまめにお掃除します。これである程度はカビの繁殖スピードを抑えられるでしょう。
すでに発生してしまったカビについては、市販の除去剤などを使用します。使用後は、たっぷりの水で洗い流すことをお忘れなく!