COLUMN
暮らし快適コラム
外壁や屋根といったお家の外装のひとつに「雨樋(あまどい)」があります。
日々風雨にさらされているため、意外と傷みやすく、枯れ葉やゴミなどがたまりがちなのですが、外から見にくいため、破損や劣化に気付きにくいパーツでもあります。
雨樋の修理は、破損や劣化を見つけたらできるだけ早めに行うことが大切です。
放置すると、お家全体の老朽化を早める原因になってしまうことも…。
まず、雨樋の役割を知りましょう
雨樋には屋根を流れる雨水を受け集め、下水や地上へ流す役割があります。
もし雨樋がなかったら、雨水が屋根から外壁に直接流れてしまい、外壁が早く劣化してしまいます。
さらに、屋根から地面に直接雨水が落ちると、建物の基礎が老朽化しやすくなるとされていることからも、その重要性が分かると思います。
雨樋にはどんなものがあるか
【形状】
丸型・半丸型
・よく見かける一般的な雨樋の形状
角形・箱型
・断面積が大きく流水量が多いため降水量が多い地域向け
・デザイン性から新築住宅に取り入れることも増えている
特殊型
・雨樋の上に覆いがあるタイプなど、豪雪地域の採用が多い
・雪や落ち葉が溜まったり、詰まったりすることを防ぐことができる
【素材】
塩化ビニール樹脂
・軽量かつ低コストなので多く採用されている
・色やサイズの種類が豊富
・経年劣化によってひび割れや変色・変形することが多い
合成樹脂
・塩化ビニール樹脂より耐久性が高い分、コストもやや高い
ガルバリウム鋼板
・軽量で錆びにくく耐朽性も高い
・コストも高め
銅
・4つの中で一番丈夫だがコストも一番高い
・経年劣化で変色や穴が開いたりすることもある
雨樋のチェックは雨の日に!
ご自身で雨樋のチェックをする場合は、台風が多い時期の前後や落ち葉の季節に行うことがおすすめですが、危険なところは避けて外側から見ることのできる範囲で確認しましょう。
雨が降っているタイミングに確認して雫が落ちたり水が溢れたりしている場合は、詰まりや割れ、外れがあるかもしれません。
そして、不具合を見つけた場合や不安がある場合は、住まいるコンシェルジュ ツボイまでご連絡いただければと思います。
また、雨樋をしっかりチェックする場合、地上から見上げるだけでは不十分で、2階以上の高さに設置してある雨樋は、屋根に登って確認することもあります。
その際、転落事故や屋根を破損させてしまう場合もあるため、慣れている業者に依頼した方が安心だからです。
住まいるコンシェルジュ ツボイでは、ドローンを使った屋根や雨樋などの診断も実施しています。地上から見ただけでは分かりにくい、接続部の外れや金具のゆるみなどもしっかりチェックしますので、お気軽にご連絡ください。