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新たな発見!

新たな発見!

みなさま、こんにちは!
広報企画の田尻です。
最近は寒かったり暖かかったりする日々が続いていますね。
それだけ春が近づいているということですので、花粉症対策をしっかりしつつ、暖かい春が訪れるのを待ちたいと思います🌸

最近読んだ本で多くの学びがありましたので、今日のブログではそのことについてお話しようと思います。
その本は『ビジネスパーソンのためのクリエイティブ入門』という本です📖
原野守弘さんという方が書かれていて、この方はNTT Docomoの「森の木琴」やHondaの「Honda. Great Journey」、GODIVAの「日本は、義理チョコをやめよう。」などを手がけたクリエイティブディレクターです。
有名な企業ばかりですよね😲
その他の作品の一つにOK Goの「I Won’t Let You Down」のミュージックビデオがあります。
「見たことあるのかな?」と思いながら調べてみると、「これか!」と思うミュージックビデオでした。
おそらく多くの方が知っているのではないでしょうか。
一度見たら忘れない、とても印象的な作品です♪
また、タカラトミーのリカちゃん40周年記念の企画も手がけております。
この企画の過程が今回読んだ本に書かれていたのですが、苦労や想いが分かりやすく書かれていたため、感動してしまい、思わずリカちゃん40周年記念企画について調べたくらいです。

そもそも何故私が今回この「クリエイティブ」という言葉の入った本を読もうと思ったのかというと、きっかけは月1回の研修でした。
私も営業スタッフも毎月研修を受けながら自分の行動を振り返ったり、新しいことを学んだりしながら日々業務を進めております。
私は営業の仕事をしていた頃から研修を受けていて、広報企画の仕事をするようになった現在も研修を受けています。
広報企画になって初めての研修のとき、自分の行動の振り返りをすることは今までの研修と同様でしたが、私が振り返った内容や研修の内容が今までと少し違うと感じたんです(業務内容が変わったので当たり前のことなんですけどね・・・)。
研修を受けながら、「やっぱり自分は今までとは違う仕事をしているんだ」「新しいことを学んでいかないといけない」と考えました。
もちろん業務内容が変わったことは、研修前から自分でも分かっていたことです。
ですが、研修を受け改めて実感し、だったら企画についてや創造することについて勉強してみたいし、した方がいいと思い、その第一歩として何か本を読んでみようと思いました。

そこで本屋に行きこの本の目次を見たとき、「広告と販促は違う」「ブランディング3つのコツ」という項目が目に入りました。
広告と販促については、広報企画として働く上で絶対に区別して理解しておきたいと考えましたし、ブランディングについても私の今年度の役割にも含まれておりますので知っておく必要があります。
「今私が知りたい内容がこの本に書かれているんじゃないか?」と思い、この本を選びました。

私は何の前情報もなくこの本を手に取り読んだのですが、読み進める中で原野さんが経営戦略の立案から、製品開発、メディア企画、広告のクリエイティブディレクションまで、広範囲な分野で一流の実績を残している方だということを知りました。
そのような功績を残した方が書いた本でしたが、決して難しいことが書かれていた訳ではなく、とても分かりやすく、シンプルだけど大切なことが詰まっている本だと感じました。
原野さんはもともとメディアの営業の仕事をしていて、クリエイティブの世界には34歳から入ったとのことです。
最初からクリエイティブな仕事をしていた訳ではなく、営業出身でクリエイターの考え方が当たり前ではなかった方が書いた本だからこそ、読んでいる私は内容がスッと頭に入ってきたのだと思います。
そんな最初は分からないことだらけだったという原野さんが一番初めに気がついたことは、ビジネスパーソンとクリエイターと呼ばれる人たちの間にある分断だったそうです。
その内容がこの本に書かれていました。

この本を読んで学んだことは本当に多くあります。
その中で特に印象に残ったことは、私が最初目次で気になった「広告と販促は違う」ということでした。
広告はそのブランドを好きにさせること、販促はものをたくさん売ること、それぞれには異なる目的があります。
明確に目的が違うにも関わらず、区別せず使ってしまっていたり、たくさん売るときにも広告という言葉を使いがちだということを知りました。
多くの企業、ブランドがある中で理想的といわれるブランドは(本書ではLovemarksと呼ばれる、愛され尊敬されている企業のこと。AppleやNikeが入るとされている)、自分たちのことを語るのではなく、自分たちの愛するものについて語ると書かれていて、それを伝える手段が広告だということでした。

実際に放送されているテレビCMでは、自分たちのこと(主に自分たちが売りたい商品について)を語る販促CMがほとんどだと想像していました。
ところがこの本を読みテレビCMを注意深く見ていたところ、販促だけではなく広告と呼ばれるCMも中には放送されていることに気づいたんです。
自分たちが大切にしていること、これがその会社の愛するものということだと思うのですが、これを語り、商品については一切語らないCM。
一瞬何をやっている会社なのかがわからないCMで、最後に企業名が出てきたときにやっとなんの会社なのかがわかるというものでした。

広告と呼ばれるテレビCMは意外と多いんですね。
そのようなCMからはどんなことを大切にしている会社なのか、ということが伝わってきました。
普段何気なく見ているテレビCMですが、この違いを新たに発見することができたのもこの本を読んだからだと思います。
仕事関連で学んだことでも、普段の生活で取り入れてみたりすることで自然な学びになりますし、自分のものになるのが早いのだと思います。
今後も学ぶことは多いですが、ただそのときその場で学ぶだけではなく、実際に活かして自分のものにしていくということを大切にしていきたいです。

また、今回の広告と販促というように、よく似ている言葉で曖昧に使ってしまっている言葉についてもしっかりと区別をして使うことが大事だと改めて考えました。
迷ったときには意味を確認しながら、正しく使用していきたいです。

まだまだ分からないことやできないことは山ほどあります。
ですが一つずつ着実に自分のものにしていき、今後も営業が動きやすいように、その先のお客様に安心と感動をお届けすることができるように、学び行動していきたいと考えています。
まずはこの本に何度も書かれていた「個人的な好き」という自分の考えを大切に、それをどのようにしたら再現し普遍的なものになるのか、そして自分のオリジナルになるのか、ということを考えながら、今後も広報企画として行動していきたいです!

最後までご覧いただきありがとうございました。
ではまた来週😄✨